サプリメントの市場規模は拡大しており、2025年では約1兆1000億円と言われています。
一方、ドラッグストアなどで売られているOTC医薬品市場は約1兆2780億円。
このことから、多くの人が健康のためにサプリメントも服用していることがわかります。
そんなサプリメント、あなたはどうやって選んでいますか?
「なんとなく体に良さそうだから」
「インフルエンサーが勧めてるから飲んでみよう」
こんな理由で選んだことはありませんか?
サプリメントを正しく選ぶためには、まず基本的な知識を知っておくことが大切です。
この記事では、「サプリメントとは何か」から確認していきます。
サプリメントの定義

•サプリメントは「食品」
サプリメントは健康食品の一種であり、治療目的で服用するものではないと消費者庁がはっきりと提言しています。
健康食品は大きく、以下の2つに分かれています。
✔️国が特定の機能の表示などを許可したもの(保健機能食品)
✔️それ以外の食品
・保健機能食品の分類
保健機能食品は3つに分けられます。
①特定保健用食品(トクホ)
安全性や健康維持・増進に役立つ効果について国が審査し、消費者庁長官が表示を許可している食品。
②栄養機能食品
ビタミンやミネラルなど、科学的根拠が確認されている栄養成分が一定の基準値内で含まれていれば、国への届出なしで機能を表示できる食品。(国への届出・許可不要。自己認証)
③機能性表示食品
事業者の責任において、安全性や機能性の情報を消費者庁に届け出て、表示をする食品。(国へ届け出は出すが、許可は受けていない。)
つまり、国からの個別の許可を受けているものは特定保健用食品のみとなります。
ただ、特定保健用食品を販売するまでには億単位の莫大なコストがかかるため、資金が潤沢な大手企業等しか販売できない側面があります。
医薬品との違い
・目的の違い
医薬品は「病気を治す」ことを目的に作られていますが、サプリメントはあくまで「健康な人」を対象にしています。
サプリメントは病気の人を対象とした安全性の試験はされていません。
そのため、サプリメントは「◯◯に効く」「◯◯が治る」等の表現は禁じられています。
治療目的での服用は避けるようにしましょう。
・品質の違い
医薬品の品質は国が定めた基準に沿って管理されており、同じ品質のものが製造・流通しています。
一方、サプリメントの品質管理は事業者任せで、同じ名称でも品質や成分量が異なる場合があります。
サプリメントは飲まない方がいいの?
サプリメントは食事で不足しがちな栄養素を手軽に補える点で、忙しい現代人の強い味方です。
ただ、誰かにとって良い商品が自分に合うとは限りません。
特にSNSやテレビ等の情報は、メリットだけが切り取られて誇張されていたり事実が正確に伝えられていないことがあります。
情報が正しいか分からないは、厚生労働省や消費者庁の情報、または薬剤師などに相談してください。お店によっては栄養士が常駐しているところもあります。
そして購入する際は成分名・含有量・問い合わせ先を必ず確認し、体調に異常を感じたらすぐに使用を中止してください。
サプリメントの服用に注意が必要な人
サプリメントは基本的に健康な人を対象としています。
以下の方は、服用に注意が必要です。
・病気の人
・乳幼児
・妊婦、授乳婦
・高齢者
これらの方に対する安全性は十分に確認されていない場合が多いため、服用前には必ず医師や薬剤師、または商品の問い合わせ窓口などに相談してください。
また、サプリメントの中には医薬品の作用に影響を与えるものもあるため、併用には注意が必要です。
サプリメントは正しく取り入れれば怖くない

忙しい毎日の中で、食事だけで栄養を補うことは難しいですよね。
サプリメントはそんな時の強い味方となりますが、正しい知識があってこそ安心して使えるものです。
「これ、本当に必要かな?」と不安に感じる場合は、遠慮なく専門家に相談してみてください。
参考文献
厚生労働省医薬食品局食品安全部「健康食品の正しい利用法」
厚生労働省「いわゆる『健康食品』のホームページ」
食品安全委員会「『健康食品』に関する情報」


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